この記事ですることデスクワークや運転のあと、安定した椅子に座ったまま臀部まわりを穏やかに伸ばしたい場面。

道具は使いません。痛みを我慢して可動域を広げる記事でもありません。

この記事が向く場面

デスクワークや運転のあと、安定した椅子に座ったまま臀部まわりを穏やかに伸ばしたい場面。

院で個別に説明を受けている場合は、その内容を優先してください。

実施前に確認すること

  • 車輪のない安定した椅子を選び、ぐらつきや転倒の心配がない。
  • 足首を反対側の太ももへ乗せた時点で、股関節や膝に鋭い痛みが出ない。
  • 人工股関節術後、外傷直後、医療機関から動作の制限を受けている状態ではない。

1工程ずつ確認する

  1. 安定した椅子に座り、両足を腰幅で床へ置いた臀部ストレッチの開始姿勢開始
    椅子へ安定して座る両足を床へ置き、座面を安定させる

    椅子の中央から少し前へ座り、両足を腰幅にして床へ置きます。お尻の左右へ均等に体重を乗せ、肩の力を抜きます。

  2. 椅子に座り、右足首を左太ももの上へ乗せて右膝を自然に開いた姿勢工程2足首を太ももへ
    片方の足首を反対側の太ももへ足首を反対の太ももへ、膝は押さない

    右足首を左太ももの上へそっと乗せます。右膝は自然に外へ開く位置で止め、手で強く下へ押しません。

  3. 足を組んだまま、背中を強く丸めず股関節から前へ傾く姿勢終了股関節から前へ
    股関節からゆっくり前へ傾く背中ではなく、股関節から小さく前へ

    息を止めず、骨盤と胸を一緒に少し前へ運びます。背中を強く丸めて深く倒れず、右の臀部に軽い伸びを感じる手前で止めます。

  4. 上体を起こして右足を床へ下ろし、両足を腰幅で床へ置いた戻り姿勢戻る起こす・足を床へ
    ゆっくり戻り、左右を入れ替える上体を起こし、足を床へ戻す

    反動を使わず上体をゆっくり起こし、右足を床へ戻して両足を床に置いた開始姿勢へ戻ります。反対側も同じ順番で行います。

動作説明用のオリジナルイラストです。AIを補助的に使用し、柔道整復師・管理柔道整復師Rikiyaが動作内容を確認しています。

回数・時間・頻度の目安

  • 片側20秒を1回から。余裕があれば2回まで。
  • 左右とも、痛みのない範囲で行う。左右差を無理にそろえない。
  • 座り時間の区切りなど1日1〜2回を一般的な目安とし、院で指定がある場合はそちらを優先する。

呼吸と力加減

10段階で2〜3程度の、気持ちよい手前を目安にします。呼吸を止めず、20秒の間に痛みが増えるならすぐ戻してください。

よくある間違い

  • 腰を強く丸め、深く倒れることを目標にする。
  • 手や肘で膝を強く下へ押す。
  • 反動をつけて前後へ揺れる。
  • 足首ではなく、膝の関節部分を反対の太ももへ乗せる。

その場でやめる目安

  • 股関節の前、膝、腰に鋭い痛みが出る。
  • 脚へしびれや力の入りにくさが広がる。
  • 姿勢を戻しても痛みや違和感が残る。
4. 受診・相談を優先する目安

運動を続けず、状態の確認を優先してください

  • 転倒や外傷後、脚の付け根や膝へ体重をかけにくい。
  • 夜間も続く痛み、徐々に強くなる痛み、発熱を伴う。
  • 腰から脚への進行するしびれ・筋力低下、排尿・排便の異常がある。
参考にした公的・専門資料

上記資料の考え方と、Rikiyaの現場経験をもとに、一般の方が見返しやすい順番へ整理しています。