この記事ですることデスクワークの区切りに、首・肩を小さく動かして姿勢をいったんリセットしたい場面。

専用の運動器具は不要です。準備するもの:安定した椅子。足が床へ届かない場合は足台。

院で個別に説明を受けている場合は、その内容を優先してください。

痛み・しびれ・めまいが出たら中止してください。強い症状や外傷がある場合は、実施より相談を優先します。

実施前に確認すること

  • 転倒・衝突など、明らかな外傷の直後ではない。
  • 腕や手のしびれ、握りにくさ、強い頭痛やめまいが出ていない。
  • 首を少し動かしただけで鋭い痛みが走る状態ではない。

肩を小さく上げて戻す

上げて戻すまでを1回として3回

安定した椅子。両足を床または足台へ。

はじめに口からゆっくり息を吐き、肩の力を抜きます。

  1. 準備・力を抜く

    正面から見た上半身。両肩の力を抜き、頭と胸を正面に保っている。

    肩の力を抜き、頭と胸を正面に保ちます。

    固定:頭・胸・骨盤の位置を保つ

  2. 小さく上げる

    頭を傾けず、両肩だけを小さく上げた動作中の姿勢。次に力を抜いて戻す。

    両肩だけを耳へ近づけるように、少し上げます。

    固定:頭を持ち上げたり、傾けたりしない

戻す

肩の力を抜いて、①の高さへ静かに戻します。大きく回す必要はありません。

痛み・しびれが出たら中止。院で教わった範囲・回数を優先してください。

顔と目線を一緒に向ける

正面へ戻すまでを1回として左右各3回

安定した椅子。本人の左へ向く例です。

  1. 準備・正面

    胸と肩を正面に保ち、顔と目線を正面に向けた首の準備姿勢。

    あごを持ち上げず、正面を見ます。

    固定:胸・肩は正面のまま

  2. 本人の左へ向く

    胸を正面に保ち、顔と目線を本人の左へ小さく向けている。

    顔と目線を一緒に本人の左へ。違和感の手前で止めます。

    固定:胸を一緒に回さない

戻す

正面へゆっくり戻してから、反対側も同じように行います。手で頭を引っぱりません。

痛み・しびれが出たら中止。院で教わった範囲・回数を優先してください。

回数・時間・頻度の目安

  • 肩の上げ下げは3回。
  • 左右を向く動きは各3回。
  • 仕事の区切り、または30〜60分に一度の立ち上がりと一緒に1セット。

呼吸と力加減

力は10段階で2〜3程度。「伸びている感じ」を作るより、息を止めず、少し余裕を残して終えます。

よくある間違い

  • 手で頭を横へ引き、強く伸ばそうとする。
  • 首を大きく一周させ、後ろへ深く反らす。
  • しびれや鋭い痛みを『効いている』と考えて続ける。

その場でやめる目安

  • 動かすほど痛みが強くなる。
  • 腕や手へ痛み・しびれが広がる。
  • めまい、吐き気、いつもと違う頭痛が出る。
参考にした公的・専門資料

上記資料の考え方と、Rikiyaの現場経験をもとに、一般の方が見返しやすい順番へ整理しています。

受診・相談を優先する目安

運動を続けず、状態の確認を優先してください

  • 外傷後の強い首の痛み、腕や手の進行するしびれ・筋力低下がある。
  • 強い痛みが続き、日常動作や睡眠を妨げている。
  • 発熱、意識の変化、激しい頭痛、胸痛や息苦しさを伴う。